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2014年10月24日 (金)

東京都立清澄庭園~回遊式林泉庭園

東京都指定名勝清澄庭園~回遊式林泉庭園

深川稲荷神社から南に200mほど進んだところが清澄庭園・清澄公園。

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清澄庭園の右西側が清澄公園となっている。

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清澄庭園の門を入り右側に大きな案内板で園内マップと解説がなされている。

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サービスセンターで免許書提示して70円支払い入園。年金生活者にはありがたい。

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清澄庭園は、一説には江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられている。
亨保年間(1716-1736)に下総国関宿の城主久世大和守の下屋敷となり、庭園のもとが形造られた。

明治11年(1878)に三菱財閥創業者岩崎弥太郎が一帯の土地10万平方メートルを社員の
慰安や貴賓接待場所として買い取り造園し、明治13年(1880)に「深川親睦園」を開園した。

その後も造園工事は進められ、隅田川の水を引いた大泉水をはじめ築山、周囲には
全国から取り寄せた名石を配して明治の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」として
完成させた。1889年(明治22年)には庭園の西側にジョサイア・コンドル設計による
洋館が建てられている。

ジョサイア・コンドル(1852-1920)はイギリスのロンドン出身の建築家。
政府関連の建物の設計を手がけた。また工部大学校(現・東京大学工学部建築学科)の
教授として辰野金吾ら、創成期の日本人建築家を育成し、明治以後の日本建築界の
基礎を築いた。作品として鹿鳴館ニコライ堂古河虎之助邸など多数。

  サイト内リンク ⇒旧古河庭園2013年5月~国指定名勝

大正12年(1923)に発生した関東大震災で庭園は大きな被害を受けて邸宅も焼失した。
図らずも近隣住民の避難場所となり多くの人命が救われた。災害時避難場所としての
都市公園の機能
が認識されたのである。

それを受けて大正13年(1924)三菱3代目社長の岩崎久弥は当時の東京市に庭園の
東半分を公園用地として寄贈。市は大正記念館の移築や深川図書館の新館舎建設など
整備を進め、昭和7年(1932)7月24日に清澄庭園として開園した。

昭和48年(1973)に東京都は残る西半分の敷地を購入。翌年から整備を開始し、
昭和52年(1977)に開放公園(清澄公園)として追加開園した。

園内案内マップ

Photo

池の周りの散策路を巡るとしよう。早速伊豆磯石の蹲(つくばい)。 「鹿威(ししおどし)」ではないよ華ちゃん。

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伊豆川石
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伊豆磯石
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生駒石

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大正館 大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿。
戦災で失われ、貞明皇后の葬場殿の材料を使って再建された。集会施設として予約して利用可能。

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式根島石

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三大銘石佐渡赤玉石、磨きあげたのをある寺境内で見て違和感を覚えたことがある。
この庭園の様に自然のままがいいな。
    因みに三大銘石とは
          ①佐渡・赤玉石②神戸・御影石 ③鳥取・佐治川石

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芝生を前にした大正館

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磯渡り

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「摂津御影石の水鉢」と案内表示あり。三大銘石である本家本元の御影石だ。
大学進学で上京するまで過ごした神戸には御影石を取り扱う石屋さんが多く、
灘区と東灘区の境を流れる石屋川天井川としても有名だ。

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晩秋の紅葉がイメージできる。

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井筒 伊勢御影石

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十一重石塔

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涼亭を望む

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池と涼亭

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富士山

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黒松と涼亭

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池越のに望む大正館

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中島に展示されている秩父青石  板碑の多くがこの石で作製されている。

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島で休むアオサギ二

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鏡のごとし池の水面 空の青さも写し神秘的な景色でした。

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九重塔

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石蕗が今を盛りと咲き誇っている。

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石灯籠
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枯山水 渓流゜が滝へと流れ落ちてくる。

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巨大で面白い形をした真鶴石 河馬が大きな口を開けているようにも見える。

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芭蕉の句碑 芝生広場の南端っこ

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句碑の解説板 この句は、貞亨3年(1685年)の春、詠まれ。句碑は昭和9年に其角堂9代目の晋永湖と
いう神田生まれの俳人が建てたもの。芭蕉庵改修の際、敷地が狭いので清澄庭園に移した。

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涼亭入口

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涼亭

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大磯渡り

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中島

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讃岐御影石の山灯籠 自然石で趣がある。

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山深き渓流の趣

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層が面白く出ている石

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紀州青石

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浜離宮恩賜庭園と同じ潮入り庭園の面影を残す古いバルブを見つけたが撮影できなかつた。
当初池水は隅田川からの導水による潮入り庭園で、潮の干満の差によって景観が変化するよう造園設計
されていたものである。旧安田庭園も当初は隅田川の水を引き込んでいたものである。

  サイト内リンク
      ⇒ 旧安田庭園~潮入回遊庭園
      ⇒ 江戸の潮風そよぐ浜御殿 特別名勝・特別史跡浜離宮恩賜庭園

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