« 東京都立清澄庭園~回遊式林泉庭園 | トップページ | 都立旧岩崎邸庭園~三菱財閥岩崎家本邸~ »

2014年11月20日 (木)

特別名勝指定六義園~紀州の景観を再現

六義園には昨年5月旧古河庭園を見学した後に立ち寄るつもりが、暑い日で疲れてしまい
駒込駅より近いという上中里駅へ向い帰路についてしまい、来園できずにいた。
桜の頃にでもと思っていたが、一年半が経ってしまった。

サイト内リンク⇒旧古河庭園2013年5月~国指定名勝

今日はやっと外出できそうで、紅葉にも早い懸念があったが、気儘に外出できない身では詮無きこと、いざ六義園へ!。

Img2195

旧古河庭園の時とおなじ「JR駒込駅」からスタート。

Img_6280

山手線を跨いでいる本郷通りを左側(南)へ2分程度歩くと右手にそれと判る門が見えてくる。
通常は閉まっているらしいが、紅葉のシーズンということで特別に開門されている。

Img_6203

染井門。ライトアップの横断幕、本日から12月7日まで夜間21時までライトアップされ昼間とは違った紅葉や池の水面に映しだされる幽玄な様を見ることができる。

Img_6204

駒込の一部は江戸時代 「染井」と呼ばれ, 巣鴨と共に花卉・植木の一大生産地であ った。
この地で数多くの園芸品種が誕生しており, 中でも「染井吉野」は, 当地の地名から名付けられたもので,
世界を 代表する桜の品種となった。近くに染井吉野桜記念公園があり、由来を説明する碑が建っている。

Img_6205

加賀藩の旧下屋敷跡地を五代将軍徳川綱吉から元禄8年(1685)側用人柳沢吉保が拝領し、
7年の歳月をかけて造った大名庭園である。小石川後楽園と共に江戸二大庭園と呼ばれた。完成後綱吉も頻繁に訪れたことが記録されている。

Img_6206

庭園の名称「六義」は、中国の古い漢詩集である「毛詩」に記されている「誌の六義」すなわち風、賦、比、興、雅、頌という六つの分類法の流れを汲んだ和歌の六体に由来。

Img_6207

紀貫之が『古今和歌集』の仮名序で上記誌の六義にならって分類した和歌の六種の形態。
 ①諷喩(ふうゆ)する「そえ歌」、
 ②たとえずにそのまま詠んだ「かぞえ歌」、
 ③ほかの物にたとえて思いを詠んだ「なずらえ歌」、
 ④思いを自然の風物になぞらえた「たとえ歌」、
 ⑤正しい世の中を詠んだ「ただごと歌」、
 ⑥祝い祝福した「いわい歌
の六種。順に賦・比・興・風・雅・頌に相当するとされる。

六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映し、和歌の趣味を基調とした繊細で温和な日本庭園になっている。庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、万葉集古今和歌集に詠まれた紀州の和歌の浦の景色を始め、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されている。

Img_6208

明治の初年には三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入、維新後荒れたままになっていた庭園に整備が施され、このとき周囲が今日見る赤煉瓦の塀で囲まれた。その後は関東大震災による被害もほとんど受けず、昭和13年(1938)には東京市に寄贈され、以後一般公開されるようになった。東京大空襲の被害を受けることもなく、造園時の面影を残したまま今日に生き延びた六義園は、昭和28年(1953)に特別名勝に指定された。

Img_6209

面積は87,809㎡でほぼ東京ドームの2倍の広さ。 下写真は「山陰橋

Img_6211

六義園は躑躅の花でも有名、また正門庭園入口近くにある枝垂桜も名木として有名で、この枝垂桜の最盛期と紅葉の最盛期にはライトアップもされる。つつじ茶屋周辺の紅葉が綺麗とのことだがまだ早かったようだ。

Img_6214
つつじ茶屋は素朴ながら凛とした佇まいが素敵だ。

Img_6215
吟花亭跡 桜の木が沢山植栽されていて花見の場所で「吉野」にたとえられている。

Img_6218
吹上松

Img_6221
ホトトギス 吹上茶屋の前に密やかに咲いていました。

Img_6222

イロハモミジ 

Img_6223

雪吊り

Img_6224_3

池には鯉が泳ぎ、ホシハジロ、キンクロハジロだろうか?水鳥たちも楽しそう。

Img_6225

田鶴橋中の島

Img_6227_2

藤代峠からの眺望 元々平坦な地に池を掘り、その土を積み上げて35メートル「富士見山」を造ったのだ。

Img_6232

佐渡赤玉石かな?

Img_6231

櫨の紅葉と松の緑

Img_6228

渡月橋 大きな岩が交互に渡されている

Img_6229

櫨の黄と七竃の赤

Img_6239

巨大な石灯籠

Img_6240

中の島 妹山・脊山 ここへは立ち入れません。

Img_6241

渡れないと気になる「田鶴橋

Img_6242

出汐湊から片男波を望む

Img_6252

対岸から見える吹上茶屋

Img_6253

指南岡  ここの景色がお気に入りだ。この右側に蓬莱島あり。

Img_6254

玉藻磯 「出汐の湊」の横につながる荒磯を表現した汀

Img_6258

心泉亭 

Img_6255

心泉亭入口門

Img_6263

宣春亭の一部 小さいながらも趣ある佇まいに一枚頂戴いたします。檜皮葺と瓦のコンビネーションも面白い。

Img_6265

重厚ながら気品も感じられる雪見燈籠

Img_6267

内庭大門

Img_6269

六義園石碑

Img_6270

新脩六義園碑 文化六年(1809)四代保光が修復工事を行い、失われていた八十八境の石柱を補い、この石碑を建てた。裏面に復旧工事の経緯、全面に「六義園八景」の名称が記されている。

Img_6271

櫨の紅葉

 

Img_6276

竹林の一本一本にもライトアップがセッテイングなされている。

Img_6277

アズマネザサ 放っておくと厄介な笹もこうすると綺麗だ

Img_6278

我が家の16歳老犬は後ろ足がコントロールできなく、散歩ができなくなった。お陰で介護の為家の門外へ出るのも殆んどなくなり、本日は久しぶりの外出となった。

« 東京都立清澄庭園~回遊式林泉庭園 | トップページ | 都立旧岩崎邸庭園~三菱財閥岩崎家本邸~ »

史跡巡り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1766143/58058813

この記事へのトラックバック一覧です: 特別名勝指定六義園~紀州の景観を再現:

« 東京都立清澄庭園~回遊式林泉庭園 | トップページ | 都立旧岩崎邸庭園~三菱財閥岩崎家本邸~ »