« 神齢山悉地院大聖護国寺~茶道本山 | トップページ | 初詣 その2 山王日枝神社~スタートの神様 »

2016年1月 7日 (木)

初詣 その1 鶴岡八幡宮

今年の干支は申年で初詣は自宅から東南方位が良いというので、初詣としては初めてであるが鎌倉鶴岡八幡宮へお詣りすることにした。毎年初詣参拝者数ランキングに序されているので三が日を避けての参拝である。

段葛 生憎工事中(2016年3月30日竣工)
参道若宮大路は1182年源頼朝が妻政子の安産祈願のために造営させたと伝えられている。これまで、曲がりくねっていた鶴岡八幡宮の社前の道をまっすぐにして、由比ヶ浜まで通じさせた。その中央に一段高く造られたのが「段葛」。若宮大路の造営と同じ時期に造られたものと考えられている。2014年11月から、参道を支える石積みのひび割れ修復と、立ち枯れが目立ち始めた桜の植え替えのため、整備工事が実施されいる。

Img_8117

太鼓橋は1182年源平池が造営されたときに架けられたものと考えられている。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」と呼ばれていた。

Img_8119

赤橋
太鼓橋の両側にも橋が架けられているが、当初は左側の橋のみだった。太鼓橋の左側の池は「平家池」。「平家を踏みつぶす」という意味で架けられた橋であったらしい。後に右側の橋も架けられた。

Img_8126
赤橋のたもと右手前にある牡丹園 寒牡丹が見られる

Img_8125

源平池
右側が「源氏池」、左側が「平家池」。
源平池の造営は、若宮大路の造営と一緒に行われたものと考えられ、『吾妻鏡』には、鶴岡八幡宮寺の仮の別当をつとめていた専光坊良暹(りょうせん)、大庭景義らが造営の奉行をつとめたと記されている。

Img_8122

昔源氏池には「白蓮」が、平家池には「紅蓮」がそれぞれ咲いていたというが、現在は紅白咲き乱れている。白蓮は源氏の白旗、紅蓮は平家の赤旗にちなんで植えられていたのだという。
Img_8127
~源平池の島~
源氏池には3つの島が平家池には4つの島があるが、これは源氏の発展を願う「産」と平家の滅亡を願う「死」をかけたものであったらしい。当初は、両方の池に四つずつの池があったようだが、北条政子の命によって、源氏池の島を一つ壊したのだと伝えられている。

旗上弁財天 源氏池
源頼朝の旗上げのときに、守護神として弁財天が現れたということで、頼朝の妻の北条政子が建立したと言われています。弁財天は仏教の神様ということで、明治時代の廃仏毀釈で破壊されてしまいましたが、昭和31年に再興されました!現在の社殿は昭和55年に鶴岡八幡宮創建800年を記念して、古図をもとに復元されたものです。鎌倉江ノ島七福神にも数えられています。



舞殿
舞殿は、1193年に新造された唐破風の入母屋造りの建物。下拝殿とも呼ばれ、各種儀式が行われている。ここは京都随一の白拍子であった舞の名手、静御前が源頼朝の命により、義経への想いを馳せて舞ったと言われる場所である。唐破風の入母屋造りの様式で建てられ、中央を凸形にした曲線が美しく荘厳。後方に臨む本宮との構図が素晴らしく、朱塗りの柱や床にも雅を醸し出している。

Img_8132
御判行事 額に秘印を頂くという珍しい行事

Img_8133
舞殿の鮮やかな彩色

Img_8135

鶴岡八幡宮は、源頼朝が鎌倉に幕府を開く100年以上も前の1063年(康平6年)に、頼朝の先祖源頼義が「源氏の氏神」である京都の「石清水八幡宮」を由比郷鶴岡に勧請したがその始まり(由比若宮(鶴岡若宮)。

 1180年(治承4年)、鎌倉に入った源頼朝は、由比若宮を小林郷北山(現在の地)に遷して「鶴岡八幡宮新宮若宮」とし、武家の都市づくりの中心に据えた。

公孫樹
3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏。長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、平成22年3月10日未明、強風で倒れてしまった。樹齢は1千年ともいわれ大銀杏は、幹回り6.8メートル、高さ約30メートルで、同八幡宮のシンボル的存在で神奈川県の天然記念物に指定されていた。

Img_8136

ひこばえが順調に育っているようだ

Dscf9714

大石段

Img_8137

楼門に掛かる扁額
楼門に掲げられた額の「八」の字は、神聖な神の使いとされている二羽の鳩で表現されている。源氏の幟旗に書かれた「八幡大菩薩」の「八」の字も鳩で描かれていた。神仏混淆であったため「八幡宮」の下に「寺」という字があったが、明治の神仏分離によって消されている。

Img_8138

拝殿 楼門を潜ると直ぐ本殿の拝殿で参拝者が列をなしている。参拝後本殿左サイド鮮やかな彩色のみごとな彫刻を堪能。撮影は制限されている。

Img_8140

平家池

Img_8128

平家池傍に建つ美術館 神奈川県立近代美術館した。設計は20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの愛弟子、坂倉準三(1901-1969)によるもの。八幡宮の歴史的な環境と見事に調和したその建物は、日本の近現代建築の代表として国際的にも有名であった。神奈川県と鶴岡八幡宮との間に結ばれている借地契約期間の満了により、2015年度で活動を停止し閉館、2016年度からは葉山館、鎌倉別館と略称している二つの建物でそれぞれ一年に数回の展覧会を開催するそうだ。

Img_8129

鉄の井
鎌倉十井の一つ「鉄ノ井」(くろがねのい)は、小町通りのはずれにある伝説の井戸。 井戸を掘ったときに鉄の観音像の頭が出てきたことから名づけられた。鉄観音像は、廃寺となった新清水寺に安置されていたもの(浄光明寺の前にあった)。出てきた頭は、江戸時代まで井戸の前にあった鉄観音堂に安置されていたが、神仏分離令により観音堂が取り壊されたため、現在は東京人形町の大観音寺の本尊となっている。

Dscf9722

« 神齢山悉地院大聖護国寺~茶道本山 | トップページ | 初詣 その2 山王日枝神社~スタートの神様 »

史跡巡り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1766143/67640634

この記事へのトラックバック一覧です: 初詣 その1 鶴岡八幡宮:

« 神齢山悉地院大聖護国寺~茶道本山 | トップページ | 初詣 その2 山王日枝神社~スタートの神様 »